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江戸川乱歩全集(沖積舎)読了

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幽霊塔 (江戸川乱歩全集)
江戸川乱歩全集 13 幽霊塔・鬼
「幽霊塔」海外のミステリの内容を日本で発表したリメイクみたいなものらしい。そういうものでいいのかって話もありますなw
「鬼」帰省中の殿村と親友の大宅が村はずれの散歩の途中、山犬に食い荒らされ顔が判別できない女性の遺体を発見する。
「芋虫」戦争で両手両足、聴覚、味覚といった五感のほとんどを失い、視覚と触覚のみが無事な夫を虐げて快感を得る夫人。
「百面相役者」変装、仮装、変身願望の憧れ
「芋虫」は、以前見た映画「キャタピラー」の原作(原案)である。傑作映画だと思ったので原作が読めてヨカッタ♪


悪魔の紋章・石榴 (江戸川乱歩全集)
江戸川乱歩全集 14 悪魔の紋章・石榴
「悪魔の紋章」毎日のように届く脅迫状に悩まされる川手庄太郎。身に憶えはないが捨て置くこともならず、民間探偵に調査を依頼する。明智は後半出てくる。
「石榴」老舗饅頭屋二軒の主人間に起こった諍いがあり、硫酸を飲まして結果的に石榴を作り上げるという残酷すぎる殺人に発展(^_^;)
「赤い部屋」秘密倶楽部で輪になって百物語w 変人倶楽部みたいのは度々登場するプロットですな。
「踊る一寸法師」サーカス団の一寸法師。彼はいつもみんなからいじめられていた。復讐劇?
「灰神楽」恋敵であった奥村を殺害した庄太郎は”灰神楽”で思いついた完全犯罪をもくろむ
「疑惑」暴虐だった父親が庭で殺された。現場の状況から犯人は家族の中にいると判断したSは兄に疑いの眼を向ける。しかしその兄は母親を、母親は妹を、妹はSをそれぞれ疑っている。
「赤い部屋」はたびたび乱歩の傑作として語られますな。


三角館の恐怖・幽鬼の塔 (江戸川乱歩全集)
江戸川乱歩全集 15 三角館の恐怖・幽鬼の塔
「三角館の恐怖」父の遺言に従い「長生きした側が全財産を相続する」と決めて40年余、家族ぐるみ対立を続ける双子の健作と康造。なかなか可笑しく思ったw
「幽鬼の塔」奇人素人探偵・河津三郎が手に入れた鞄には、滑車と麻縄と血染めのブラウスと人差指のミイラが入っていた。
「算盤が恋を語る話」TはS子に懸想している内気な青年。彼は面と向かって女性と話すのが苦手だったため、S子の算盤に暗号を書いておき、S子に気持ちを気付いて貰おうとしていた。...って、めんどくせ!
この壱五巻はなんかユルイ感じがした(笑)


化人幻戯―月と手袋堀越捜査一課長殿 (江戸川乱歩全集)
江戸川乱歩全集 16 化人幻戯・月と手袋
「化人幻戯」美貌の元侯爵夫人に想いを寄せる二人の青年。その一人が断崖から墜落死し、もう一人も密室で死体となる。
「月と手袋」北村は、ひょんなことから高利貸しの股野を殺してしまう。彼は思案の末、あけみと共にその殺人を隠蔽することに決め、様々な工作をした。迫真の(?)女優魂!
「堀越捜査一課長殿」堀越は課長室で部厚い配達証明付きの封書を受け取る。中身は迷宮入りとなった東和銀行渋谷支店で発生した強盗事件について、真実がかいてあった...。
「防空壕」壕の暗闇でのババアとのアバンチュールを勘違いw
「断崖」男と女が崖の上で、一年前の事件について話し合う。正当防衛による殺人。戦後に書かれた作品。
「兇器」トリック至上主義な純粋なミステリ。
「化人幻戯」は今で言う「天然キャラ」みたいな女の異常版だなと思った。くわばらくわばら。


ペテン師と空気男 (江戸川乱歩全集)
江戸川乱歩全集 17 ぺてん師と空気男・影男
「ぺてん師と空気男」空気のように頼りない男が、口も八丁、手も八丁のプラクティカル・ジョーカー(いたずら者)と友情を結んだとき、思いがけない犯罪の幕が開く。
「鏡地獄」球体の内部が鏡だと狂うのでしょうか?僕は別にこわくないので入ってみたいけど?
「影男」いくつもの変名をもつ男が居た。彼は神出鬼没で、さまざまな裏社会に精通した謎の男だった。
ジョーカーの面白話もたのしいし、名作の鏡地獄といい、影男もおもしろい!拾七巻はなかなかヨカッタ!


十字路 (江戸川乱歩全集)
江戸川乱歩全集 18 十字路・悪霊
「十字路」屍体遺棄過程で十字路で交差するトリック劇。現代のミステリとしても秀逸。乱歩の弟子が考えた内容を乱歩が書いた。
「悪霊」密室殺人事件において遺留品として残された紙には謎の記号が記されていた。捜査が難航する中、知り合いの霊媒師がこの事件を予言していたことを耳にする。乱歩が書くのを投げてしまった未完の作品である。
「畸形の天女」社会的地位のある男の変身願望と、ロリコンファンタジー。
「妻に失恋した男」夫の自殺した理由は妻に失恋したから?
「幽霊」生きてる悪い奴のほうがこわいよ。
「覆面の舞踏者」仮面舞踏会への和式な憧れw
「モノグラム」小噺として秀逸。自分のネタにして話したくなりますなw
「火縄銃」小学生むけの理科みたいなトリック
「日記帳」以前読んだ「算盤が恋を語る話」みたいなじれったさ!
「接吻」これも小噺的なオチ。頭にきちゃうと損しますなw
いちばん一杯短編が収められた巻!全集の最終巻である!

是にてコンプリート!(桃源社・沖積舎 /覆刻版)

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