それでもボクはやってない
2007年01月31日 (水) | 編集 |
周防監督11年ぶりの映画だけれど主題は2年後には古いものとなってしまう...。
というのは裁判好き国家のアメリカの陪審員制度の真似で裁判員制度が導入されること...。
一昨日のニュースではさらに犯罪被害者が被告に直接質問可能になること決定と...。

それでもボクはやってない スタンダード・エディション
東宝 (2007/08/10)
売り上げランキング: 1117
おすすめ度の平均: 4.5
5 見ていて怖くなった
4 うーん。
5 これこそ映画 映画の真髄を味わえる 
フリーターの金子徹平は、会社の面接に向かうため通勤ラッシュの電車に乗っていた。
そして、乗換えの駅でホームに降り立った彼は女子中学生から痴漢行為を問いただされる。
そのまま駅員によって駅事務所へ連れて行かれた徹平は、やがて警察へと引き渡される。
警察署、そして検察庁での取り調べでも徹平は一貫して“何もやっていない”と訴え続けるが、そんな主張をまともに聞いてくれる者はいなかった。
そして、徹平は具体的な証拠もないまま、ついに起訴され、法廷で全面的に争うことになるのだが…。
(〜allcinema)

数年前の痴漢冤罪のこの元ネタの裁判は僕も覚えています。
あの直後に周防監督が何やら映画化云々のことを言ってたのも何気に覚えていたのですが如何せん忘れた頃の公開である。
Shall we ダンス?」から11年というのはずいぶん長かったですよね。
随分期待される周囲に頭が禿げるほど悩んだのか本当にやりたいことがなかったから映画を作らなかったのか...。
そして今回の“痴漢冤罪事件”を報じる記事に関心を持ち取材を進める過程で、現在の刑事裁判のあり方そのものに疑問を抱き、その問題点に真正面から向き合った異色の社会派ドラマを世に送り出したわけである。

ホントに痴漢やっては半日の取調と5万円罰金。
やってなくて勾留、保釈金200万円、1年に及ぶ裁判〜あの判決。
ときに映画として不条理は芸術的に面白かったりするし、またそういう映画は大好きですが、この不条理は克明に描写するには耐えがたい不条理映画
意外と周防監督も題材にするときのコメディタッチも考えたんだと思う。実際そんなシーンもあるけれどほぼストレートな社会派ドラマに徹している。
一般に“推定無罪”といわれる原則が実は危うい危険性に満ちているということを感じさせる力作。
裁判っていったい...ラストの独白は非常にズッシリと来ましたね。
コワいですね〜。

警鐘をならす内容はちょうど裁判制度の変革にも国民の目を引かせてくれる役割を果たしただろうね!

冒頭にも言ったけれど惜しむらくはこの映画、2年後に古くなってしまうこと。
三谷幸喜脚本12人の優しい日本人は未だ新しい(w)わけで、1957年のリメイク元の十二人の怒れる男は50年経っても新しいということになってしまうなぁ。
 
■それでもボクはやってない■ (2007)

オススメ度

オフィシャル・サイト
http://www.soreboku.jp/

テーマ:それでもボクはやってない
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
mottiさん、こんにちは!
ご覧になって来たんですねー。
>冒頭にも言ったけれど惜しむらくはこの映画、2年後に古くなってしまうこと。
 そうなんですよね。今度、裁判制度が少し変わるらしいですね。もしや、もうすぐ変わるから・・って言う前提だったから、公開出来た・・とか? それはないか・・(^^;)。何かこういう告発?めいた部分を含んでいる映画を発表するって、風あたりがキツそうな気が・・・。
12人の・・・は、両方とも未見なのです。今度見てみようかな!
2007/02/01(Thu) 14:29 | URL  | latifa #SFo5/nok[ 編集]
mottiさん おはようございます!
ほんとだ!三谷さんの『12人の〜』はこれからあんな光景が、実際に日本でも繰り広がられていくわけですよねぇ。
それにしても、これショックでした。
守ってくれると思っていた警察とか裁判所って実際にはこんなだったと現実をつきつけられて。
2007/02/04(Sun) 07:13 | URL  | なぎさ #-[ 編集]
latifaさん>
オイラ、裁判員のお誘いが来たら仕事休んで行っても有給とかない自営なのでお手当はもらえるのかしらトカ思っている小市民ですw
12人の優しい〜はお勧めですよ!

なぎささん>
ショックでした。
てっきり最後には再現VTRの証拠で勝つんだと思ってた!
そしたらツレに「タイトルで最初から負けるのわかってるじゃん」と言われた。
ぁ、そうか。
それほど入りこんじゃう映画でした。
2007/02/04(Sun) 13:27 | URL  | motti #-[ 編集]
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主文、評価は満点とす。日本の裁判制度の矛盾点と冤罪事件で被疑者とされた者と弁護士による国家権力に抗う姿、それによって正しき主張をも蔑ろにしてしまう社会の醜さをも描いた本作は大いに評価できるものである。
2007/02/01(Thu) 11:35:11 |  ネタバレ映画館
見て良かった!今まで全然知らなかった「日本の裁判の現実」に驚きと、恐怖・・・。
2007/02/01(Thu) 14:29:39 |  ポコアポコヤ 映画倉庫
「それでもボクはやってない」ネタバレ、完全、ご注意あれ。昨年観た映画で、一番観たのが加瀬亮です。(途中、映画レビュー書いてませんが。)昔は嫌いだったのに、昨年ですっかりトリコです。そんな加瀬亮は早速、逮捕。「ハチミツとクローバー」の真山のイメージからスト
2007/02/02(Fri) 23:47:12 |  永遠の自分探し  って迷子やん!!
これを観た男性諸氏は満員電車に乗るとき両手を上げていたくなる・・・にちがいない!観たかった!待っていた!周防監督の最新作♪しかもテーマが「裁判」これね、劇場予告とかCMとか観てる限りでは、コメディー風味なのかしら、な〜んて気軽に思ってたけどとーんでもない
2007/02/04(Sun) 07:13:57 |  UkiUkiれいんぼーデイ
2007年:日本 監督:周防正行 出演:加瀬亮、もたいまさこ、光石研、高橋長英、小日向文世、本田博太郎、役所広司、竹中直人、大森南朋、尾美としのり、山本耕史、清水美砂、鈴木蘭々、瀬戸朝香、田中哲司 会社の面接に向かう途中の電車の中で、女子中学生から痴漢に...
2008/03/19(Wed) 20:42:33 |  mama